朝食と朝日で腸内環境を整える

朝日を浴びて体内時計を整える

自律神経の乱れは腸のリズムに影響を与えます。不規則な生活で体内時計が狂ってしまうと、自律神経が乱れ、腸内環境の悪化を招いてしまいます。体内時計を整えることが腸内環境を整えることにつながるのです。

朝起きたら、すぐにカーテンを開ける習慣をおすすめします。朝起きてすぐに太陽光を浴びることで、体内時計が乱れていても、これを繰り返すことで、正常に戻す効果があります。

視神経が日光を感知すると、脳のスイッチが入り、副交感神経優位の夜モードから、交感神経優位の昼モードに切り替わりるのです。

さらに朝日を浴びることで体内時計が整い、幸せホルモンのセロトニンが分泌される効果もあります。

朝食で腸のぜん動運動を

朝食を食べると、それまで眠っていた胃腸に食べ物が入ることがよい刺激となって、便意を促します。
これを「ぜん動運動」と言い、胃の中が空っぽになっている朝は、ぜん動の働きが特に強く、排便を促すのです。

腸のぜん動運動は1日1～3回起こります。
だいたい朝食を食べてから1時間以内に起こりやすいと言われています。
このタイミングを逃すと便秘の原因になってしまうことがあります。

便意を我慢していたら、便意がなくなった、という経験はありませんか？
「朝は忙しくてゆっくりトイレに行けない」
「学校や会社のトイレでは落ち着いてできない」など、
せっかくの便意を我慢してしまうこともあると思います。
でも、これがきっかけで便秘がちになってしまうこともあるのです。
便意は繊細で、ちょっと我慢しただけで消えてしまうことがあります。
我慢することが多いとどんどん便意を感じにくくなってしまい、「あれ、今日出てない」、「最後に出たのいつだっけ？」なんてことになってしまうかもしれません。

朝の排便が習慣になると、スムーズで規則的な排便リズムになり、腸内環境は良好に保たれます。
朝食をしっかり摂って、ぜん動運動を促しましょう。